末広町の金森倉庫群にほど近い場所にある
『旧 北昇電機社屋』
函館市の伝統的建造物に指定されていたが、
何年も空き家になっていた。
先日、ようやくこの物件の購入者への所有権移転が完了した。
『伝統的建造物保存に関する補助金』をフル活用して、
古民家のリノベーションをする。
改修工事に対して、600万円
断熱改修工事に対して、100万円
合計700万円の補助金を受ける。
改修に対しては、伝統的建造物なので、
どんな改修でもいいわけではない。
使う素材なども含め、色々と規定がある。
ここは、そういったことにいくつも携わってきた
『富樫雅行建築設計事務所』の富樫さんに
お願いすることになった。
ご自分の自宅も築80年の古民家を購入し、自分でリノベーションし、
住んでいる。何度かお伺いしたが、とても素敵な家です。
富樫さんのホームページの中にご自宅のリノベーションの様子を
ブログに掲載されているので、そちらもどうぞ。
建物は、もうすでに内部の解体が完了し、スケルトン状態になっている。
本日から基礎の打設工事が始まる。
この状態が、どう生まれ変わるか、今から楽しみだ。
1階の一部をテナントとして貸し出します。
もうすでにテナント募集は開始しております。
一緒に明治から続く、伝統的建造物の
歴史に一端を担う人を募集しております。
物件情報は、こちら ←クリック
今現在、空き家となっている『伝統的建造物』も
こういった物件の影響で、少しでも活用され、新しい息吹が
吹きこまれることを切に願います。
もし、どうしたらいいか困っている持ち主の方がいれば
ぜひ、相談にのらせてほしいものです。
また、伝統的建造物だけじゃなく、西部地区を含め、
函館には、まだまだ『資産』が埋もれている状態です。
築年数が50年以上が経ったものは、古民家となり、
それは十分に資産ですので、
古すぎるから使えないと諦めず、お声をかけてほしいと
思っております。