『人口 3000人超減少5年ぶり』
なんとなく新幹線需要や外国人観光客の増加などで、
『人』が増えたことにより錯覚をしていた。
人口が減少する大きな要因としては、
雇用が無いからなんだろうと思っていた。
先日、ある函館の優良企業さんと話をする機会があり、
世間話から、今の人口減についての話になった。
観光需要も相まって、ホテル建設など
いわゆる『ハコモノ』が今後も含め、
建設が続いていくとされている。
観光にあまりにも傾注するのはどうかと思う反面、
雇用は確実に増えるので、素晴らしいと思った。
ただ、募集をしても人が集まらないのだという。
ホテル業界もこの観光需要で人を確保したいが、
働き手がいないらしい。
とても苦慮しているのが現実という。
実は、雇用自体はあって、
ただ函館の人が選んでいる。
サービス業が一番後回しで、
対面する仕事を嫌がる傾向にあるとのこと。
どうも街の雰囲気、方向性と共通しているのかもしれない。
なんとなく、進学するなら、就職するなら、
外に行かなければいけない。
函館に残ることがあまり、
ポジティブな選択肢ではない感覚なのかもしれない。
上記の新聞記事にも『雇用のミスマッチ』があると。
アクティブな感覚を持ったチャレンジ精神の人は、
『外』に勝負をしに出かけ、
インドアな人は仕方なく函館に残り、
さらに消極的な職探しをする。
都会で働くことがよしとする時代は終わったはず。
自分で仕事は作れる。
Uターン政策に活路はあるはず
一度、函館から出て、戻ってきた人たちの熱量はハンパない。
ここを足がかりにして、たくさん戻ってきてもらって、
在函市民に熱量を伝播させて欲しい。
地方創生だ、都会と同じ仕事が、田舎でできるなど
騒いでいる『今』。
観光に並ぶ街の柱が出来ると心強い。