『空き家』に人が入れば…。 -函館 空き家-

『特定空き家』250棟

『特定空き家』とは、住民が一人もいなく、倒壊の危険のあることを指します。

昨年に市で、五稜郭地区、函館駅周辺、西部地区を中心に調査した結果らしい。

推計では、120棟だと思っていたというから、なんと倍!

単なる見込みが甘かったのか…。

ともかく、多い!

実質、『倒壊の危険のある』建物で、250棟。

住んでいないアパート、戸建てはなんと、891棟!

そのうち、不動産屋等で市場流通しているのが、25棟。

これは…、多すぎる…。

 

市は、所有者を特定し、ニーズに応える環境づくりを急ぐ、と言っている。

ん~む。

 

とにかく、急げ!

 

方法も、所有者、不動産業者とマッチング事業の仕組み…。

どうやって?

 

色々と疑問等出てくるがとにかく、所有者と話が出来る状態を

取ってほしいと願う。

相続して、函館にいない。この数が圧倒的な状況だ。

最近、頼まれる不動産についてもかなりの数が、北海道外。

この対策は、このエリアでは急務だと思う。

移住促進、企業誘致へのアプローチとしては、とても有効になるはず。

 

この辺は、市の『本気度』をとりあえず、眺めてみるとして。

 

どれだけ有効なのか含め、考えてみたい。

 

希望的観測含めて考えると、

函館全体の143,227世帯。

人口は、264,845人。

 

891棟に単純増(こうはならないが…。)したとして、

144,118世帯。

戸建てがほとんどだと仮定して、平均3人に住んでもらう。

そうすると、891棟 × 3人 = 2,673人

が増えると、267,518人となる。

まあ、全体の数から見れば、さほどでもないかもしれないが、

仮に3,000人近くの移住者、Uターン者がいたとして、

それが増えたら、経済効果は以外と結構なものになるだろう。

また、他から来た、他で色々な経験をした人が戻ってくるとしたら、

新しい事業が生まれるかもしれない。

いわゆる『イノベーション』。

これの効果は、計り知れないかもしれない。

新しい事業が起こるということは、函館市の進めている『雇用創出』

が大幅に起きる可能性がある。

『人口の減少』『雇用創出』

雇用があるから、人が来るのか、人が増えたから、雇用が生まれるのか、

『鶏が先か、卵が先か』と、同じだ。

言ってしまえば、どっちでもいいから、どっちとも増えてくれということだ。

 

何が言いたいかというと、

『可能性がある』ということだ。

成功してもこうはならないかもしれないが、

『可能性はある』。しつこいが…。

 

エリアについても五稜郭、函館駅、西部地区。

移住者の最も求めてくるエリア。

函館に住んでいる人が望む、美原、石川地区には

ほぼ興味がない。

やはり、函館に来る人は、『函館』を求めてくる。

『らしさ』『と、言えば』に住みたい。

 

と、いうことは、そのならではなエリアを大切にしていかないといけない。

住んでいる人にすれば、

「西部地区なんていかない、用が無い」

「観光客の行くところでしょ」

となるのだろう。

ただ、いついかなる時も、函館を思い浮かべたら、

真っ先に『西部地区、金森、函館山、湯川、五稜郭』だろう。

これは、間違いないと思う。

 

その函館の『シンボル』的な場所を大切にする『義務』は、

函館市民全体に課せられているんじゃないだろうか。

函館が、分かっているのは、函館に住む人であるべきだと思う。

興味がない、じゃなく、持ってほしい。

「自分は、そうは思わない」と、言ったとしても、

周りがそう思っているのだから、

それが、世論であり、立派な『評価』だ。

 

「自分は、そうは思っていなかった、そういうつもりじゃなかった」

という政治家を見て、

「なんだ、あいつ」

と、思うはずです。

周りからの評価も含めて、『函館』であるはず。

内からも外からも大切にして、

『アーカイブ』を重ねていきたい、と思う。

 


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