函館周辺のJR利用者が増えている、らしい。
『新幹線効果だ』
『旅行者増えた』
と、素直に喜びたいが、どうも、ね。
新幹線の効果自体は実際にもあるだろう。
東北の南側から関東圏の人たちは函館に来やすく
なっただろうし、電車マニアも多いから新幹線自体を
目当てに来る人もいるだろう。
それについては、喜ばしい。
この記事を見ると『おぉ』と思うが、
実質、空路やバス路線が苦戦、とのこと。
これでは、限定されたパイの中での争いで、
JRの一人勝ちということになる。
JRにとってはいいことでも、函館、北斗市にとっていいこと
ではない。
現実、新函館北斗駅の店舗用地は『空き』が目立つ。
温泉付きのホテルが下層に商業施設付きで3月17日にオープンする。
が…。といったところである。
これは、変な話、予想通り…。
予想通りになってはいけないはずの予想通り。
パイの奪い合いの結果ではなく、純粋な新幹線効果がいくらで、
当初見込みとの差異がどうで、今後の展開と予想はどうなっているのか
堂々と公表してほしいと思う。
もっといいところたくさんあるから
どんどんアピールしていきしょう!ぜひ!
ちょっと、興味本位で計算をしてみた。
『函館駅』から『東京駅』に行く場合、
新幹線利用と飛行機利用でどのくらい違うかをちょっと
分からないながらにも検証してみた。
〇飛行機の場合
空港内で、30分前に着いて荷物検査等をするとした時間、
手荷物を待つ時間もだいたいで盛り込んでみると、
8時55分函館発 10時25分羽田着 ANA
をベースで考えると、色々と乗り継ぎ、
東京駅に着くのが11時8分。
合計時間は、約4時間 *架空の家から
合計金額は、36,127円
〇新幹線の場合
7時34分新函館北斗駅発 12時4分東京駅着
で考えると、
合計時間は、約5時間 *架空の家から
合計金額は、22,690円
たかが1時間、されど1時間
たかが1万円、されど1万円
という感じ。
住んでいるエリア、到着したい場所によっては、
もっと差が出るだろうが、まあまあのものではないだろうか。
北斗市在住の身としては、JRが非常に使いやすく、
さっぽに行きやすくなったしという利点もある。
ただ、青森へのアクセスが悪くなっているという点も見逃せない。
函館市は青森の4市と新幹線のことで提携どうこうということで、
やってきているが、この一番近い隣の県に対しての『愛情』が薄い
気もする。
大間原発のこともあるのだから、何かと、ね。
そういった隣県のことも含め、観光をメインの柱と捉えているのだから、
いい意味で八方美人を発揮してほしい。
新幹線も良いが、空路も非常に良いはず。
またの機会にしたいが、『市街地と空港が近い』という利点も
理解して、PRしてほしい。
『PR』といえば、行政で今はやりの『PR動画』
作ってくれないんだろうか。
ありきたりの観光地ばっかり撮ったやつじゃなくて。
ストーリーのあるウィットに富んだやつ。
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