『職人不足』
どこに行ってもこの話を聞く。
大工が足りない、左官職人がいない、等々。
『DIY』という言葉が市民権を得てから、
中古住宅を買う人もある程度自分でDIYするという人も増えてきた。
特に西部地区の物件や古民家を購入する人に多い傾向。
また、その機運も含め、職人になりたいという志向も増加しているとは聞くが、
実際に増えたかどうかは不明だ。
『なぜ増えないのか』
やはり、収入面だろう。
それだけで食べていけるのかが心配というものだ。
当然、技術面もどのくらいでものにできるのかということもある。
前々から思ってはいるが、もう1つの仕事だけでやっていくというそもそもの考え方を
変えるべきではないだろうか。
これの話になっていくと長くなりそうなので、とりあえず、やめとこ。
『半農半X』『働き方改革』『副業解禁』と騒がれて久しくなってきている。
『半職人半X』があってもいい。
職人派遣会社でもやろうかな。
また、アマチュアリフォーム集団を作ってもいいのかもしれない。
地方で床貼り合宿をしているところがあったり、
『小屋部』という小屋を作ろうという団体があったり。
ちょっと専門分野になるが、
函館市が伝統的建造物のような釘を使わない伝統的な工法の建物を
手掛けられる職人がいないことから、職人育成を目的とした研修会を開催することとなった。
西部地区を中心に歴史的な街並みが残り、今後も函館らしさを大切にしていきたいという、
一方、一般的に職人が不足しているのに歴史的な建物をどうこうできる熟練した職人が少ない。
そこで、岩手県遠野市(カッパで有名な)在住宮大工の菊池恭二さんらを講師として迎え、
技術や考え方を学ぶ、等の予定らしい。
2月4日から7日までの4日間で1月17日までの申込締切とのこと。
正直、古民家のリフォームとなると、依頼できる会社が少ないと感じているのも事実。
知らないだけかも…。
ちょっと日数の拘束があることもあり、不明なところもあるが、
こういうことに積極的に興味を持ってくれる人が多数出てくれることを望んでいる。
その後の稼ぐところまでの仕組みも必要になるとは思うが、
まずは、どうなるか聞いてみたいものだ。