ちょっと前(2月16日)の新聞に
歴史的な街並みを保全する景観条例を制定して30年。
初の検証を行うらしい。『現状』『検証』『結果まとめ』の3部構成。
歴史的な街並みが残り、観光客増に寄与した反面、開発が遅れ、人口減の現状が進んでいる。
というのが理由。
実際、西部地区の『都市景観形成地域』では、総人口が6,873人と30年でほぼ半減し、
高齢化率も約40%と市平均より高い。
市民に『景観に関するアンケート』を行っているらしく、
「景観保全は大事だが、地区ににぎわいや活発な交流がほしい」という
意見が多く、人口増を望む意見が続出!と伝えている。
空き家、空き土地の利活用、商業施設の誘致を行い、コンパクトなマチにする為、
対策を取るとの見解が記載されている。
これって、どうとでも取れる内容なのでは…。
しっかりとした方向性をしめしてもらわないと、
いいように解釈されて景観も整備も中途半端になりかねない。
コンパクトなマチにすることは非常に重要なことだと思う。
ドイツのように2,3万人規模でもしっかりとした都市形成を行い、
コンパクトなマチとして何年も前から成功してきている。
ただ、なぜ成功しているか含め、それが函館にあったものか等も
しっかり検証してほしい。
「コンパクトなマチが流行っいて、北陸で成功しているから函館もやろう」
などど安易なアホはいないだろうが…、
景観も財産であることを、二度と同じものが作れない資産であることw
理解の上で良案を出してほしい。
西武地区方面だけで、2,3万人のコンパクトなマチを作ること自体は賛成したい。
函館市としてのライバルがいないなら、西部地区のみで自治体として成功し、
本町付近、湯川地区、美原・石川地区等に任意の自治体形成をして、
競い合うのもありかもしれない。