『魅力度調査』
2年ぶり5度目の1位
素晴らしい。
よくよく考えてみると、
京都、神戸、横浜等々を抑えての1位。
それほどまでに魅力を感じているということか。
北海道ということで、
ちょっと行きづらい、行くのが大変ということも
相まってのランキングにもなっているとは思うが、
それでもすごい。
そして、毎度のことのように出る
『幸福度』は下から4番目。
外から見る函館と内から見る函館の違いが顕著ということか。
『外』の人は一体、函館のどこに魅力を感じているか、
歴史や景観、交通の利便性で高い評価ということ。
交通の利便性というのは、市民との間隔はずれるところだろう。
やはり、『外』の人は観光地が『THE函館』。
市電も走っていて、観光地は西部地区のみとコンパクトなことや
空港から近いところが魅力につながるだろう。
市民としては、『函館=車社会』
ここに関しては、しょうがないところも多いだろう。
ただ、外側へ外側へと住宅街を広げていっていることは、
いわゆるコンパクトシティとはかけ離れる要因で、
交通の整備がどんどん難しくなり、整備をするということは、
多額の税金を投入することとなる。
大きな課題だが、すぐにどうこうは無理だろう。
ここで、いつも引っかかるところがある。
『外』の人が挙げる歴史や景観について、
市民はどこまで知っているのだろうか。
西部地区に多く見られる『和洋折衷』の建物が、
分かりやすく歴史や景観を作っている。
これを誇りに思って、函館の観光産業を盛り上げようとなれば、
とてもいいことだと思う。
実は、難しいように見えてこれが、一番、
函館をもっと良い街にする近道なのではないかと思う。
正直、函館を生かすも殺すも西部地区の観光需要が大きい。
市民は西部地区に生かされているといってもいいくらいだ。
私自身『外』から来た身としては、
これが一番もやもやする。
『外』からの力も十分に借りつつ、市民にも目を向けてもらえるよう
地道に活動しよう。
昨日も宝来町の築80年の校舎の売却の件で、
売主さんと打ち合わせをした。
いつの頃とは分からないが、白黒の外観写真を見せて頂いた。
違うのは、
『校章』がくっきりと出ているところ。
今の外観は、交渉の部分も外壁と同じ塗料で塗られてしまっており、
ほとんど見えないこと。
近くにいくと形がわずかに分かる。
もう1つの違いは、玄関上のバルコニー有無。
老朽化により撤去してしまったらしい。
この物件を購入していただく方は、
できる限り以前の姿に戻したいという考えだ。
そういう意見には大賛成だ。
また、上の写真ではモノクロで、校章の色がわからないが、
バッチが見つかったそうで、これである程度は復元できるはず。
こういった建物は、函館の資源であることは間違いない。
全力でこれからも壊されるのを防ぎ、灯りがともる努力をする。