校舎を再生する   -学校 古民家 函館-

『校舎』

を新たに再生し、生まれ変わらせる。

こんなこと、なかなかないのでは。

 

元は、着物の着付け学校の建物。

たっぷりと蓄えた蔦から函館山がしっかりと望める。

場所は、高砂通りに面した角地。

銀座通りの一本北側に当たる。

 

『校舎』とはいったが、いわゆる校舎とは少し雰囲気が違う。

ただ、謄本上の種類が『校舎』になっている。

建物は、昭和14年築ということなので、約80年の建物となる。

以前は、現在の弥生小学校の場所にあったそうだが、

小学校を建てることになり、移動したという。

歴史はもっと古くさかのぼる。

2階にある大きな教室。

これだけの空間を柱無しで取れている。

窓部にはさすがに補強がなされている。

80年間何事もなく、このままの姿でいたのだから、大丈夫なのだろう。

 

ちなみに間取りはこちら

1階

2階

 

また、この建物の一番最初のポイントは、『玄関』

2つあるのだが、高砂通側から入ると

圧巻の立派な階段が出迎える。

こちら側がお客様用の玄関なのだろう。

古民家は、出迎える玄関と家人の玄関を設けることが

一般的だったようだ。

しかも、出迎える側がより立派にしている。

 

この階段は、『校舎』らしく見える。

もう1つの玄関も比べるとこじんまりしているが、

十分素晴らしい。

その隣に応接室。

そして、古民家によくみられる天井の照明の装飾

また、調度品もいい。

寄贈されたパイプ椅子も置いてある。

 

 

反対側にも少し小さな洋室

そして、天井の装飾

照明もいい。

 

階段を通りすぎると

左手にキッチン

こちらでは料理教室も行っていたらしい。

本格的な中華鍋も

 

また、奥の和室には炉が切ってあり、

お茶の教室もしていたという。

さらに2階では洋裁教室。

まさに『校舎』の名に恥じぬ教室だらけ。

 

奥の続き間の和室。

こちらはお茶の教室。

 

この建物は、実際には所有者様が住んでいた。

昨年まで住んでいたので、内部はまだ人の気配を感じるようだ。

内部は十分きれいで、すぐにでも住める状況にある。

隣にももう1つ和室

奥には、リフォームしてつけた水回り

2階には、もう1つ洋裁教室

やはり、階段が素晴らしい。

と、いうような全容。

 

さて、これをどう使っていくのが一番良いのか。

今と同じく様々な教室としての利用方法か。

複合店舗で、カフェ、事務所等を入れる。

1棟を丸ごとホテルのようにチェンジしてしまう。

 

立地としては、十字街の電停からも宝来町からの電停からも近い。

金森に行きたい人、護国神社に行きたい人、小池のカレーを食べたい人、

等々の拠点としても抜群。

 

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私の乏しい頭では、なかなかコレが一番!

といった使い方が思い浮かびませんが、

何かこういった形がいいのではという

新しいアイデア等、頂けるとありがたいです。

 

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ご興味ある方は、ぜひ、一度見てみませんか?


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