マチを歩いてみる  -函館 谷地頭-

『谷地頭』

なんとなく、この街は好きだ。

理由はかなり漠然としている。

メインの道路脇に商店街があり、そこを抜けていくと函館八幡宮がある。

雰囲気として自分の好みに合っているんだと思う。

 

また、何かと縁もあり今まで行くことも多かった。

お客さんがいたり、知り合いがいたり、

朝野球で足を折ったり…。

その野球場が無くなったり…。

 

今回は谷地頭に物件が出ることも有り、久しぶりに歩いてみた。

まずは、『函館八幡宮』

地味に今までほぼ足を踏み入れたことが無かった。

道路からは本殿は見えず、

今までどうなっているか分からなかった。

 

階段を上がると踊り場に茶色の鳥居があり、

さらに上がると白い鳥居があるが、

実は階段を上がる前の交差点より少し下ったところの車道に

鳥居がある。

いつもちょっと思うことがあるのは、

『喪中の際にここを通る場合、鳥居くぐってまうな』

と、どうでもええか。

でもなんであんなに下に鳥居があるんやろか。

さておき、例に習い、手を清める。

めっちゃ冷たい…。

そろそろ凍る頃。

実際、雪が積もり始めるとこの手水舎が使えない。

なんも考えんと手洗ってないけど、実際、ええんやろか。

雪国ならではやな。

『北洋漁業再開に依る函館漁業無線局開設 10周年記念碑』

なんかこの神社に祈願したんかね。

ここの神輿は文化財指定なんですね。

残念ながら見えないですけど。

お参りしてから坂を下ってみます。

 

まず見えるのは、

弁天寿しさん

ちょっと奥まったところにあります。

そして、共愛会系の幼保連携型の認定こども園。

連携型なんてあるんですね~。

八百屋

米屋 八百屋 仕出し屋床屋

と並ぶ。

 

角の餅屋『市中屋』さんへ

お店の方に話を聞くと谷地頭で80年以上の歴史を誇る。

青柳町に元々あった店が『函館大火』で焼失し、

今の場所に移ったらしい。

そのことを知っている人はもういないみたいです。

戦前の話なので、そりゃそうですよね~。

やはり、函館は大火の歴史のマチ。

大福好きな私は(特に豆大福)何個か購入しちゃいました。

1個120円くらいです。

小ぶりでちょうどよく甘さ控えめなので、自分好みでした。

とってもおいしい。

またいこ。

市中屋さん、長時間にわたり私にお付き合いいただき、

ありがとうございました。

 

そして、前々から気になってたが、なかなか行けなかった

『カフェ・クラシック』さん

なんか男一人でカフェに入るんて緊張するんよな~。

お客さんおったら入りづらいし、おらんかっても入りづらいしな~。

とか思ってたけど、今日は勇気がある日だった。

豆大福で興奮してたんかいな。

11時のオープンすぐに入った。

自分をほめてあげたい。

中に入るとめっちゃいい雰囲気。

店主の近藤さんもとってもいい人

ご本人は東京の出身。

奥さまが函館でこちらに移住することになったらしい。

私も徳島県出身でこちらの人を妻にもらったわけで、

そこは共通項。

そういうパターンが非常に多い!

ということで意気投合した。

『函館の奥様、道外のご主人が多い

女性が魅力的ということか?』

函館は、力が強い女性が多いのは確か!

人口も女性が多いので、意外と女性の手を借りるのが、

函館の今後につながるのでは。

 

また、谷地頭は商店街の結束は強いらしい。

そして、西部地区のカフェを経営している人たちは

大抵面識があり、交流もままあるようだ。

それはとてもいいことだと思う。

つい先日、函館カフェの先駆者的存在の

『ハルジョオン・ヒメジョオン』が豊川町の店舗を閉店。

一時代の幕が下りた。

始まるところあれば、終わるところある。

これは世の常。

そして、新たな潮流も起こるはず。

これからも非常に愉しみだ。

 

谷地頭を堪能した午前中でした。

仕事ですよ!当然!

 

近々、谷地頭の古民家をUPします!


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